高反発マットレスを通気性で比較しました

高反発マットレスの通気性

 

日本には四季があります。長い冬の終わりを告げる桜の花が咲き誇る春や、まるで一枚の絵を見るかのように見事な紅葉が目を楽しませてくれる秋など、四季折々の素晴らしさを味わえるのが日本ですよね。

 

でも、雨が続くうっとおしい梅雨や、寝ているだけでも汗をかいてしまう夏もまた、必ず訪れてきます。

 

こうした時季にマットレスに求められる重要な機能が通気性です。ここでは10社の高反発マットレスの『通気性』を比較してみたいと思います。

 

通気性比較の大前提〜ウレタン素材と繊維素材

こちらで取り上げたとおり、大きく分けて高反発マットレスにはウレタンを素材とするものと、ポリエチレン樹脂等の繊維を素材とするものがあります。

 

そして繊維を素材とするものは、芯材の90%以上が空気でできています。となると、通気性という面から見た場合、ウレタン素材のものは繊維素材のものには勝ち目はないということが、大前提として言えると思います。

 

だからと言って、ウレタン素材のものは通気性が悪いということでは、もちろんありません。ウレタン素材の高反発マットレスを販売している各社とも通気性の良さを大きく謳っていますから、普通に使う分には通気性の悪さを感じることはないと言えるでしょう。

 

こうした大前提の下で、まずはウレタン素材の高反発マットレスについて、各社の通気性についての説明を見ていきましょう。

 

ウレタン素材の高反発マットレス

モットン

モットン

 

日本ウレタン工業協会の『ウレタン』についてのQ&Aでは、

軟質ポリウレタンフォーム(ウレタン)とはどのようなものですか?

軟質ポリウレタンフォームはポリオールとポリイソシアネートを主成分として、発泡剤、整泡剤、触媒などを撹拌混合して発泡した軟質発泡材料で、−以下略−

であると書かれています。

 

モットンに使用されているウレタンは、この発砲する泡の大きさを調整することで高い通気性を実現しています。

 

また、汗と空気が上から下へと流れやすい最先端の構造になっているため、さらに湿気がたまりにくくなっています。

 

こうした通気性を実現した背景として、欧米で販売されているマットレスを、四季が存在し気温の変化が激しい日本にそのまま輸入してもダメだということで、日本の風土・気候及び日本人の体型を徹底的に研究し、日本人の為のマットレスを開発したということがあげられますね。

 

マニフレックス

マニフレックス

 

マニフレックスの芯材・エリオセルは独特のオープンセル分子構造をしています。メーカーでは“空気を呼吸することができる”マットレスと言っています。

 

吸汗発散性にすぐれているため、夏は涼しく、冬は空気を含んで暖かい素材になっています。

 

ドルメオ

ドルメオ

 

ドルメオの芯材は『ECOCELL(エコセル)』フォームと呼ばれています。立体的な多孔質構造でできたウレタンフォームなので、空気循環・通気性に優れ、湿気がこもりにくく睡眠中の汗などを拡散する効果があります。

 

セルプールEX

セルプールEX

 

セルプールEXの芯材は、ランダムオープンセル構造のウレタンに、優れた吸放湿性能を持つユーカリの木を粉状にしたテンセルパウダーを混ぜ込んで作られたもの。

 

メーカーの表現では“モイスチャー・マネージメント(水分管理)するマットレス”を実現したとなっています。その通気性は、ウレタンでありながら丸洗いOKというところにあらわれていますね。

 

ボナノッテ

ボナノッテ

 

ボナノッテの芯材・ファインセルはドルメオと同じく多孔質構造による優れた通気性を持ち、湿気や睡眠中の汗を拡散する効果があります。

 

繊維素材の高反発マットレス

次に繊維素材の高反発マットレスの通気性を見ていきましょう。まずはエアロコアについて。

エアロコア

エアロコア

 

エアロコアの芯材のコア部の構造は、90%以上が空気になっています。これは最初に述べたとおり、繊維素材の高反発マットレスの特徴ですが、この特徴がゆえに抜群の通気性を持っていると言えるわけですね。

 

ムレを防いで夏には涼しく、空気をたくさん含んで空気断熱にも優れているため、冬には暖かいのが特徴です。

 

エアウィーヴ

エアウィーヴ

 

エアウィーヴの芯材はairfiberと呼ばれていますが、90%は空気です。通気性についても、上のエアロコアに述べたこととまったく同じですね。

 

エアリーマットレス

エアリーマットレス

 

エアリーマットレスの芯材・エアロキューブは95%が空気で構成されています。繊維のすき間から湿気を外へ逃がし、寝汗がマットレスにこもりにくくなっているんです。

 

トゥルースリーパーcero

トゥルースリーパーcero

 

トゥルースリーパーceroの芯材は、網状素材の『ナノブリッド』面と、硬わた素材の『ファイバークッション』面を2層に重ねて作られた独自の両面仕様になっています。

 

夏場の使用が薦められている網状素材のナノブリッド面の方が通気性にすぐれていますが、ファイバークッション面も水洗いが可能であり、通気性という面では問題なしだと言えるでしょう。

 

それ以外の素材の高反発マットレス

雲のやすらぎ

雲のやすらぎ

 

雲のやすらぎは5層構造。真ん中に6cmのサイドスプレットマットがあり、それを挟んで両側に3.5cmの凸凹アルファマットがあります。

 

そして、リバーシブルとなっている秋冬用面は2cmのロレーヌダウン、春夏用は2cmのマイティトップUとなっています。

 

このうち、アルファマット部分は面に対して垂直なわたを形成しているため、汗と空気が上から下へと流れやすい構造になっており、優れた通気性を発揮すると説明されています。

 

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