高反発マットレスを素材の違いで比較しました

高反発マットレスの素材

 

高反発マットレスの素材は従来、軟質ウレタンフォーム(ウレタン)が使用されていました。(上の写真右側)

 

もちろん現在もウレタンを使った高反発マットレスが主流なのですが、最近はポリエチレン樹脂やポリエーテルエステル系繊維を非常に細い糸状にし、それを3次元構造に組み合せた素材を使った高反発マットレスが登場しています。(同左側)

 

こうした繊維素材を使った高反発マットレスとして最も有名なのは、フィギュアスケートの浅田真央さんや歌舞伎役者の坂東玉三郎さんをイメージキャラクターに起用しているエアウィーヴでしょうか。

 

エアウィーヴのマットレスの芯材は、極細のポリエチレン樹脂(釣り糸に使われているのと同じ素材)を3次元に組み合わせて作られた『airfiber』でできています。

 

ここではこうした繊維系の素材でできた高反発マットレスを繊維タイプ、従来のウレタンを使ったものをウレタンタイプと呼ぶことにし、高反発マットレスを『素材』の違いで比較してみました。

 

ウレタンタイプに分類される高反発マットレス

当サイトで比較の対象としている10社の高反発マットレスのうち、ウレタンを素材としているものは次の5つです。

 

モットン

マニフレックス

ドルメオ

セルプールEX

ボナノッテ

 

繊維タイプに分類される高反発マットレス

同じく、ポリエチレン樹脂等の繊維を素材としているのは次の4つです。

 

エアロコア

エアウィーヴ

エアリーマットレス

トゥルースリーパーcero

 

その他の素材の高反発マットレス

ウレタン素材でも繊維素材でもない、独自の素材のマットレスです。

 

雲のやすらぎ(アルファマット他)

 

繊維タイプの特徴

airfiber

エアウィーヴの素材『airfiber』

 

繊維タイプの大きな特徴として、芯材として使われている素材は90%以上が空気でできているということがあげられます。これは、上の図のように極細繊維を3次元に組み合わせて作られているという構造から分かると思います。

 

90%以上が空気でできているということは、“ものすごく”通気性が良いということです。

 

ウレタンタイプの高反発マットレスは低反発マットレスに比べて通気性が良く、また、モットンのように日本の気候(梅雨や夏という季節)に合わせて作られたものもあって、それ自体は通気性のよい商品になっています。

 

とは言え、ウレタンタイプの通気性は繊維タイプの通気性の良さにはかなわないと言えるのではないかと思います。

 

また、繊維タイプのもうひとつの大きな特徴としてあげられるのが、本体(芯材)も水洗いができるという点です。

 

ポリエチレン樹脂等には吸水性がないために水洗いが可能になったのですが、それに加えて上で見た90%以上が空気でできているという特徴があるため、水洗い(シャワー)してもどんどん水が本体を通り抜け、また、乾くのも非常に早いんですね。

 

ウレタンタイプは本体を水洗いすることができませんから(業者に頼む場合は別ですが)、水洗いが可能であるという点は繊維タイプの一人勝ちですね。

 

ただし、ひとつだけ例外があります。それがセルプールEX。

 

セルプールEX

セルプールEXの素材

 

セルプールEXの芯材はウレタン素材でできているんですが、ランダムオープンセルという特殊な構造に、ユーカリの木を粉上にして作られた高い吸放湿性をもつテンセルパウダーを混ぜ込んで作られた、非常に通気性のよい特殊なウレタンなんですね。

 

メーカーではこれを『モイスチャー・マネージメント(水分管理)するマットレス』と呼んでいますが、セルプールEXの芯材は、ウレタンでありながら水洗いが可能になっているんです。

 

繊維タイプの欠点

こうしてみてみると繊維タイプは良いことづくめのようですが、繊維タイプにも欠点があります。それはウレタンタイプに比べて、

 

  • 熱に弱い
  • 重い
  • ヘタリやすい
  • 価格が高い

 

ということです。

 

熱に弱いので、電気毛布などを使用したい方には向いていません。重いという点は、押し入れなどへの収納のしやすさということに関わってきますね。

 

繊維タイプのエアロコアは厚さ5cmで8kgの重さがあります。これはウレタンタイプで厚さ8cmのモットンの重さ4.4kgと比べると倍近いものになっていますね。

 

またエアウィーヴなどはシングルで70,000円と、他の高反発マットレスの2倍近い値段が付いていますが、その割には耐久性がないという声が聞かれます。

 

ウレタンタイプも決して通気性が悪いわけではありませんし、カバーは取り外して洗濯可能のものが多いので、耐久性を重視するという方にはウレタンタイプの方がおすすめだと言えるでしょう。

 

高反発マットレスを厚さで比較